二度寝は逆効果!二度寝で疲れてしまう理由と二度寝をやめる方法

二度寝は逆効果!二度寝で疲れてしまう理由と二度寝をやめる方法

十分に寝た後でも疲れがとれず、休日などには二度寝してしまうという人も多いのではないでしょうか。しかし、二度寝をすると余計に疲れてしまうこともあります。

二度寝をしないためには、なぜ二度寝してしまうのか原因を知った上で対策を講じることが大切です。今回は二度寝の原因と対策について解説していきます。

二度寝すると疲れるのはなぜ?

二度寝をすると、よく眠れたような気分になることもありますが、実はぐっすりと眠れてはいません。二度寝では、ごく浅い睡眠にしかなっていないことが多いです。

人間の睡眠は、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠が、90分程度の周期で繰り返されるといわれています。レム睡眠のときには、体は眠っているものの、脳は完全には眠っておらず、疲れが十分にとれない状態です。一方で、ノンレム睡眠のときには、疲れがしっかりととれます。

二度寝をしたときには、レム睡眠の状態にしかなりません。そのため、二度寝だとよく寝たつもりでも、疲れは溜まったままのことが多いです。

二度寝をすることでどのような悪影響がある?

二度寝をすることには、次のような悪影響があります。

生活リズムが崩れてしまう

二度寝をすると、起きるタイミングが遅くなってしまうことが多いのではないでしょうか。朝の準備をする時間が足りなくなり、慌ただしく1日のスタートを切ることになるかもしれません。

また、朝だけでなく生活リズムが全体的に乱れてしまうこともあるでしょう。たとえば、夜寝るタイミングにも影響が出てくることが多いです。二度寝をするのが癖になると、どうしても寝る時間も遅くなってしまいます。

精神的なストレスにもなる

朝の準備をする時間が少なくなれば、普段よりも急いで準備をしなければなりません。心のゆとりがなくなり、イライラすることも多くなってしまうでしょう。ちょっとしたことでも、ストレスに感じるかもしれません。

慌てて朝の準備をすることで、朝から疲れてしまうといったことも、二度寝による悪影響のひとつです。朝食も急いで食べることになり、体の健康にも良い影響はありません。

また、二度寝をしてしまったことに対して罪悪感を覚える人もいるでしょう。その影響で精神的なストレスが増えることもあります。

ダイエットや美容の妨げにもなってしまう

二度寝によって睡眠の質が低下すると、成長ホルモンの分泌にも影響が出ることが多いです。成長ホルモンは寝ている間に分泌されますが、睡眠の質が悪いと分泌量が減りやすくなってしまいます。

その影響で代謝が悪くなり、肌の状態も悪化してしまうでしょう。乾燥肌などの肌トラブルになってしまうかもしれません。

また、代謝が悪くなれば脂肪もあまり燃焼されません。体に脂肪が溜まりやすくなり、ダイエットもうまくいかなくなってしまうでしょう。これまでスマートな体型だった人でも、二度寝をすることが増えると太りやすくなることもあります。

疲れるのに二度寝してしまうのはなんで?

二度寝をすると疲れやすくなるなら、二度寝をしないのが望ましいでしょう。しかし、実際二度寝をしてしまう人は多いです。

ここでは、疲れるのに二度寝をしてしまう原因について見ていきましょう。

【二度寝の原因1】寝不足

二度寝をしてしまう原因としてよくあるのが単なる寝不足です。睡眠時間が短すぎると、朝起きる時間になっても寝足りないことで、なかなか起き上がれません。そのまま二度寝をしてしまうこともあるでしょう。

成人の平均的な睡眠時間は1日6~8時間程度といわれています。それよりも睡眠時間が短くて二度寝をすることが多いなら、寝不足が原因の可能性が高いでしょう。

【二度寝の原因2】睡眠の質が悪い

睡眠中に何度も目が覚めてしまう場合や、睡眠時間は長くてもあまり寝た気がしない場合には睡眠の質が悪いのかもしれません。睡眠の質というのは、主に眠りの深さのことです。二度寝してしまう人は、浅い眠りが多くなっている可能性が高いです。

そして、睡眠時間が確保できていても、眠りが浅いと脳と体を十分に休めることができません。ぐっすり睡眠できていないと、睡眠時間が短い場合と同様に、なかなか起き上がれなくなり二度寝してしまいます。

睡眠の質が悪くなる原因は、室内の環境や使用している寝具などが挙げられます。部屋が暑かったり寒かったりすると、睡眠の質が悪くなってしまうことがあるのです。部屋の中が明るすぎる場合や、高さの合わない枕を使用している場合にも睡眠の質に悪影響を与えることがあります。

【二度寝の原因3】精神的・肉体的ストレス

二度寝はストレスが原因の場合もあります。精神的または肉体的なストレスを感じていると、何もやる気が起きないということがあるでしょう。

ストレスが原因で体が重く感じられるときには、起き上がることすらしたくなくなります。仕事に対して嫌気を感じていたり、行きたくないと感じていたりするなどの精神的な理由で二度寝したくなる人も少なくありません。

二度寝をしないためにできる対策5選

二度寝をしないようにするためには、次のような対策を試してみましょう。

起きたらすぐカーテンを開ける

朝起きたら、二度寝をしてしまう前にカーテンを開けて日光を浴びるようにしましょう。室内に日光が入ってくると自然に体が起きて、すっきりと目覚められることが多いです。

ただ、カーテンを開けるには、一度ベッドやふとんから起き上がらなければなりません。起き上がれないまま二度寝してしまう人もいるでしょう。そのような場合には、寝る前にカーテンを少しだけ開けておくと良いかもしれません。

そうすれば、起き上がらなくてもカーテンの隙間から日光が入ってくるので、起きやすくなります。

寝起きで水を一杯飲む

人間の体は、起きて活動するときには交感神経が優位に、眠るときには副交感神経が優位になります。そして、刺激を受けることで、副交感神経から交感神経に切り替えられることも多いです。

そのため、朝起きたらすぐに水を一杯飲んでみましょう。水を飲んだ刺激で交感神経が優位に切り替われば、目覚めやすくなります。

また、睡眠中には大量の水分が汗として体外に排出されているため、水分補給としても効果的です。

睡眠アプリを利用してみる

スマートフォンの睡眠アプリを利用してみるのもおすすめです。レム睡眠とノンレム睡眠の時間を計って、最適なタイミングで起こしてくれるアプリもあります。

また、目覚ましアプリなども活用してみましょう。単に目覚ましの音を鳴らすだけでなく、計算を解くなどしないと音が止まらないアプリもあります。

音を止める際に、頭を使えば刺激を受けるので自然に起きられるでしょう。音を止めた後に二度寝してしまうことが多い人におすすめです。

朝に予定や楽しみを作る

朝に外せない予定をあえて入れるのも、ひとつの手です。朝に用事があれば、夜も早めに就寝しようという気分になれます。

起きたくなるような楽しみを作るのも効果的です。楽しみのために起きるなら、用事で無理やり起きるよりも精神的に楽に起きられます。

二度寝ではなく昼寝をする

どうしても睡眠をとりたいのであれば、一度きちんと起きてから昼寝をするのがおすすめです。一度起きることで体内時計もリセットされるため、二度寝のように生活リズムを崩すことはありません。

ただし、昼寝をするのが遅い時間だったり長すぎたりすると、夜に寝られなくなってしまうこともあります。そのため、昼寝をするならはなるべくお昼の早い時間に20分程度で済ませておきましょう。

まとめ

二度寝は心地良いような感じがするかもしれませんが、眠りが浅いため、かえって疲れてしまうことが多いです。二度寝は生活のリズムが崩れやすくなり、ストレスの原因になることもあります。

二度寝をやめたい人は、起きてすぐカーテンを開けたり水を飲んだりと対策をしましょう。二度寝をするよりも、夜の決まった時間に寝るようにした方が生活リズムも整い、疲れにくくなります。

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