快眠のための敷布団選び!よく眠れる敷布団の3つの条件とは

快眠のための敷布団選び!よく眠れる敷布団の3つの条件とは

眠りが浅くて朝起きてもすっきりしないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。よく眠れない原因は、普段使っている寝具にあるかもしれません。なかでも、どのような敷布団を使っているかは、快眠のために重要な要素のひとつです。

今回は、よく眠れるための敷布団の条件や敷布団選びのポイントを紹介します。

よく眠れない?睡眠の悩みは寝具選びで軽減できる!

「よく眠れない」「起きたら腰が痛い」「何度も睡眠から覚醒してしまう」などの悩みは、寝具によって軽減できる可能性があります。寝具が睡眠の質に大きく関係しているためです。

特に、敷布団選びは、体への負担が少ない寝姿勢を保ったり、寝心地の良さを与えたりするのに重要な要素となります。

さらに、快眠の条件として挙げられるのが寝具の保温性や吸湿性です。私たちの体は、深い眠りにつくために、入眠中に体の熱を放出しようとします。敷布団は直接体に接しますので、体温をしっかり保持して適度に熱を放出させる面でも一番重要な寝具といえるでしょう。

よく眠れる敷布団の3つの条件!

快眠のための寝具選びでは敷布団選びが重要だと紹介しましたが、よく眠れる敷布団にはどのような共通点があるのでしょうか。よく眠れる敷布団の条件として、以下の3つが挙げられます。

・適度な硬さがある
・体圧分散できること
・お手入れしやすいこと

それぞれの理由を見ていきましょう。

1.適度な硬さである

よく眠れる敷布団は、柔らかすぎず、硬すぎない、適度な硬さがある敷布団です。

敷布団が柔らかすぎると腰が沈み込んでしまい、寝返りが打ちにくくなるだけでなく、寝にくくなります。また、敷布団が柔らかすぎると、本来緩やかなS字カーブの背骨が一直線になります。そうなると腰に負担がかかってしまい、腰痛の原因になりかねません。

一方で、硬すぎる敷布団も問題です。敷布団が硬すぎると、寝心地が悪いほか、尾てい骨の部分などが圧迫されて痛みを感じてしまいます。

敷布団を選ぶときは、仰向けに寝たときに体のS字カーブを保てるような、リラックスできる適度な硬さのものを選びましょう。

2.体圧を分散ができる

体圧分散とは、寝ているときに体にかかる圧力を分散させることをいいます。体圧分散がうまくできないと、体の同じ部位に負担がかかり続け寝苦しくなるため、敷布団は体圧分散が適度にできるものが良いです。

しかし、先述したように体圧分散に優れた柔らかすぎる敷布団を選んでしまうと、寝にくくなってしまいます。敷布団を選ぶときは、体圧分散性だけでなく、反発力も重視するようにしましょう。反発力があれば、腰が深く沈み込むことを防止できます。

敷布団の中でも体圧分散性や反発力に優れているのは、ウレタンやポリエチレンといった化学素材です。

3.お手入れがしやすい

お手入れのしやすさも快眠のためには必要な要素です。水洗いができるものであれば、布団を清潔に保ちやすく、毎日快適に眠りにつくことができます。中でもポリエステルはそのまま洗えるものが多いです。

後述しますが、敷布団の素材選びの際は、お手入れのしやすさも意識して選択すると良いでしょう。

敷布団選びで重視したいそのほかのポイント

よく眠れる敷布団の3つの条件のほかに、敷布団選びで重視したいのが、「素材」、「機能性」、「耐久性」、「使用する場所」の4つです。それぞれの選び方のポイントを紹介します。

素材

敷布団に使用される代表的な素材は、木綿、羊毛、ウレタン、ポリエステルです。素材ごとに特徴が異なります。

・木綿
木綿は古くから使われている素材で、通気性が良く、保湿性や吸湿性も高い特徴があります。弾力性もあり肌にも優しい素材です。一方、吸湿性などに優れる反面、こまめに天日干しが必要な面もあります。

・羊毛
羊毛も、木綿と同じ天然素材です。吸湿性、放湿性、弾力性、保温性に優れているほか、クッション性にも優れています。値段は比較的高い傾向にあります。

・ウレタン
ウレタンは、軽いスポンジのような化学繊維素材です。体圧分散に優れており、高反発のものと低反発のものを選択できます。ほこりやダニが出にくいことから、アレルギーに心配がある人にもおすすめです。

・ポリエステル
ポリエステルも化学繊維素材になります。先述したように洗濯できることから、清潔さを保ちやすいです。近年は機能性の優れたポリエステルも使われるようになりましたが、一般的には保湿性や吸湿性、耐久性が低い面があります。

このように素材ごとにメリット、デメリットがありますので、よく比較して自分に合ったものを選択することが大切です。

機能性

敷布団を選ぶ際は、機能性にも注目してみましょう。例えば、防ダニ、抗菌加工されたものであれば清潔さを保ちやすいメリットがあります。

撥水効果が高いものであれば、自宅で洗っても早く乾かせるでしょう。また、素材としての吸水効果は高くないものの、除湿シート一体型で放湿性を高めている敷布団もあります。

自分か快眠するうえで欠かせない機能をピックアップし、必要な機能が備わっているか確認しながら敷布団選びをしましょう。

耐久性

敷布団選びでは耐久性も確認しておきましょう。敷布団の耐久性とは、敷布団としてクッション性をどのくらい保てるかです。

敷布団は、耐久性が下がると、中綿がつぶれてへたってしまいます。敷布団がへたるまでの目安は、だいたい3~5年です。素材や品質によっては半年や1年などもっと早くへたってしまうこともあります。

敷布団がへたると、腰などがほとんど床についてしまったり、腰痛や肩こりの原因になったりもしますので注意が必要です。当然、睡眠の質や眠りやすさにも影響します。

敷布団のへたりは、天然素材の綿であれば打ち直しが可能です。一方、化学繊維素材であるウレタンやポリエステルはへたると元に戻りにくい性質があり、基本的に買い替えが必要です。耐久性なども考慮して敷布団を選択すると良いでしょう。

使用する場所

敷布団は、床や畳の上、ベッドなど、使用する場所によって適した素材などが変わってきます。

例えば畳の上で使用する場合、吸湿性が高い方が良いため羊毛敷布団がおすすめです。羊毛のへたりも、畳のクッション性があればカバーできます。

一方、フローリングのような硬い場所の上で使用するなら、高反発のものがおすすめです。底付きを感じやすいフローリングは弾力性がある高反発のものか、底付きを避けられる厚手のものを使用すると良いでしょう。

敷布団以外の寝具選びにもこだわろう!

よく眠れる環境を作りたいなら、敷布団以外の寝具にもこだわると良いです。ここでは、掛け布団や枕の選び方を紹介します。

掛け布団

重い掛布団は布団をかぶっている実感がありますが、重いと寝返りが打ちにくく、体の一部に負担がかかってしまいます。掛け布団は寝返りができる軽いものが良いです。

また、寝ている間は発汗することから吸湿性や放湿性、寒さから体を守り適度な温度を保つために保温力も重視すると良いでしょう。

枕は、敷布団に横になるときに、後頭部や首のすき間を埋めることで、自然なS字カーブを保てるようにする役割があります。高すぎたり低すぎたりすると、首や肩回りに負担がかかり寝心地が悪くなってしまうので、自分の体格に合わせて枕を選ぶようにしましょう。

一般的に、体格の良い男性は高め、女性や子どもは低めの枕が良いとされています。

また、顔周りも発汗することから、寝心地を良くするために、吸湿性や放湿性の良い素材の枕を選ぶと良いです。

まとめ

寝心地が悪い、体が痛い、と感じているなら敷布団をはじめとした寝具も見直してみましょう。特に、敷布団は体全体を支えていることから、自分に合ったものでないと寝心地の悪さにつながりやすいです。

今回紹介した硬さ、体圧分散、お手入れ、素材、なども見ながら自分に合ったものを探しましょう。

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