眠りが浅い原因とは?夢ばかり見る理由と深い眠りにつく方法を紹介!

眠りが浅い原因とは?夢ばかり見る理由と深い眠りにつく方法を紹介!

睡眠時間はしっかり確保しているのに、日中眠くて起きているのがつらいという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。中にはそうした状態が慢性化している人もいるかもしれません。

たくさん寝ても眠いという症状には、実はさまざまな理由があるのです。今回は、寝ても眠い原因とその対処法について紹介します。

寝ても寝ても眠い!考えられる原因は?

「寝ても寝ても眠い」「起きているのがつらい」という現象にはいくつかの理由が考えられます。寝不足やストレスなどのほかにも、病気などが原因となっていることもあるのです。ここでは、寝ているのに眠いと感じるときに考えられる原因について紹介します。

睡眠不足

そもそも睡眠不足で、睡眠時間が足りていないことによる眠気が原因である可能性があります。たいていの場合、睡眠不足が原因の眠気は一過性のものです。睡眠時間を十分にとれば改善します。

必要な睡眠時間は年齢によって変化し、個人によっても異なるのが一般的です。3時間寝ればすっきりするタイプの人もいれば、8時間寝ても眠いという人もいます。そのため、自分では十分に寝ているつもりでも、実際には十分ではないケースがあるのです。

睡眠の質の低下

睡眠時間は足りていても、睡眠の質が悪いと眠気を感じてしまいます。寝る前の飲酒や喫煙、カフェイン摂取などは、睡眠の質が下がるので注意が必要です。夕方頃からは、コーヒーや紅茶は控え、白湯やノンカフェインのハーブティーなどを飲むと良いでしょう。

また、寝室の照明の明るさや温度・湿度、寝具の快適さなども、睡眠の質に関係します。寝具が体に合っていない、室温が高すぎて暑くて寝苦しいなど、環境によってもよく眠れなかったりするため注意しましょう。

ストレス

ストレスも睡眠と関連性があります。ストレスが溜まると、自律神経のひとつである交感神経が刺激を受けやすくなり、脳や体が興奮状態になるのです。

寝るときは副交感神経が優位に働いている状態なので、交感神経が働いているとぐっすりと眠るのが難しくなります。

ストレスが原因の場合は、眠気のほか、緊張感や不安感などを感じることもあります。現代人はさまざまなストレスを抱えているといわれているため、自覚がある人も多いのではないでしょうか。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に咽頭喉頭周囲の筋肉が弛緩し、気道を閉塞してしまう症状のことです。気道がふさがれることで、息ができなくなってしまいます。そうすると、脳は危険を察知し、何度も覚醒しようとするため睡眠不足になるのです。

睡眠時無呼吸症候群は、大きないびきをかくという症状があります。寝ている間のことなので自分では気づきにくいですが、いびきを指摘されたことがある人は、睡眠時無呼吸症候群を疑ってみても良いかもしれません。

過眠症

過眠症は脳内の覚醒維持機能の異常、または夜間の睡眠障害が原因となって起こります。過眠症の人は、夜眠っているのに日中に強い眠気が生じて起きているのが難しくなります。

過眠症になると、日常生活のさまざまな行動に影響が出ます。特に運転中に強い眠気に襲われると命の危険もあるため、心当たりがある人は早めに受診しましょう。最近では、睡眠外来を設けている病院なども増えているので、積極的に受診するのがおすすめです。

うつ病

うつ病の症状には、意欲低下や不安などのほか、過眠や不眠があります。

また、うつ病の治療のときに用いる抗うつ剤や抗不安薬によって眠気が促されることもあります。病院から処方されたこれらの薬を飲んでいる人は注意しましょう。

薬の服用によって異常な眠気を感じる場合は、主治医と相談して薬の量などを調節してもらうことも考えなければなりません。

寝ても眠いのは病気のせい?医療機関を受診する目安とは

寝ても眠いのは睡眠不足やストレス、疲れによることも多いですが、病気が原因の可能性も否定できません。

睡眠を十分に取っていても日中に強い眠気を感じたり、眠気によって日常生活に支障をきたしていたりといった症状が3ヶ月以上続いている場合は、医療機関を受診しましょう。

睡眠に関する悩みや不安を抱えている人はたくさんいます。人によって必要な睡眠時間は異なりますが、日中に眠気を感じない程度の睡眠時間を確保しなければなりません。適正な睡眠時間を知りたい場合も、医師に相談するのがおすすめです。

自分ではしっかり睡眠をとっているつもりでも、眠りが浅い、適正な睡眠時間がとれていないなど、隠れた睡眠のトラブルを抱えている人もいます。こうしたトラブルに気づけないまま時間が経つと、身体に負担をかけることになるので注意が必要です。

睡眠は私たちの生活になくてはならない要素であり、睡眠なしでは健康に生きていくことはできません。たかが睡眠不足と甘く見ずに、自分の睡眠習慣を振り返って、おかしいと思ったら医療機関を受診しましょう。

寝ても眠いときの眠気対策!睡眠の質を高めるには

病気が原因の場合は、まず医師に相談することが大切です。一方で、病気以外の原因で寝ても眠いときの眠気対策には、睡眠の質を高めることが大切です。睡眠の質を高めるにはどのようなことをすれば良いのでしょうか。

朝に日光を浴びる

朝起きたらすぐにカーテンを開けて、全身で日光を浴びることが大切です。朝しっかり日の光を浴びると、およそ15時間後に眠気を引き出すメラトニンというホルモンが分泌されます。

メラトニンが分泌されると自然と眠気がくるので、寝ようと思わなくても自然と入眠することができるのです。また、きちんと深い眠りに導いてくれるため、睡眠の質が高まります。ぐっすり眠るためにも、日光を浴びることが大切です。

日光を浴びることで体内時計の周期を正常に戻せるため、不規則な生活をしていて睡眠不足を感じている人は、ぜひ朝に日光を浴びて体内時計をリセットしましょう。

規則正しい食習慣を身につける

朝食は、1日を精力的に活動するために必要です。朝食を食べると目覚めに良いので、必ず食べましょう。また、朝食だけでなく、規則正しく3食食べることも大切です。規則正しい生活をしていれば、自然と夜に眠気が訪れるようになります。

夕方から夜の時間帯に運動する

睡眠の質を高めるには、運動も必要です。夕方から夜にかけての時間帯に運動すると、就寝時間には脳の温度が下がり、快適な眠りにつくことができます。身体も適度に疲れるので、ぐっすり眠ることができるのです。

激しい運動よりは20~30分程度の軽いウォーキングやジョギングが良いでしょう。軽い運動はストレス解消にも効果が期待できるので、無理のない程度で生活に取り入れるのがおすすめです。

寝る前にリラックスする時間を作る

就寝前は、リラックスする時間を設けることが大切です。読書や音楽鑑賞など、自分なりの方法でリラックスする時間を作りましょう。毎日の習慣とすることで、自然と眠気が来るようになります。

また、しっかり入眠するためにも、眠る直前はスマートフォンを触らないようにしましょう。スマートフォンの強い光を浴びることが眠りを妨げることもあります。就寝前は電子機器を離れた場所に置き、ほかの方法でリラックスしましょう。

まとめ

今回は、寝ても眠い原因について紹介しました。寝ても眠いときは、寝不足やストレスなどさまざまな原因があります。病気の場合は受診が必要ですが、寝不足やストレスの場合は、たっぷり睡眠時間をとることはもちろん、眠りの質を改善する工夫をすることも重要です。

質の良い睡眠には、規則正しい生活と朝に日光を浴びることが大切です。寝ても疲れがとれない、日中に眠気を感じるという人は、今回紹介した睡眠の質を高める方法をぜひお試しください。

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